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中国台山原発、放射線量に異常なし 要件満たしている=外務省

2021年06月16日(水)10時33分

6月15日、中国外務省の趙立堅報道官は中国・広東省の台山原子力発電所で放射能漏れがあったとの報道について、同原発は関連する技術的要件を満たしていると述べた。写真は中国旗。北京で2020年4月撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)

[15日 ロイター] - 中国外務省の趙立堅報道官は15日、中国・広東省の台山原子力発電所で放射能漏れがあったとの報道について、同原発は関連する技術的要件を満たしていると述べた。

また、同原発周辺の放射線量に異常は見られていないと述べた。

同原発は香港から約200キロメートル離れた地点にある。

香港政府トップの林鄭月娥​(キャリー・ラム)行政長官は記者団に、香港天文台と水務署が放射線量を監視しているが、これまでのところ異常は見られないと述べた。

米CNNテレビは14日、同原発の原子炉を設計したフランス電力公社(EDF)傘下の原子炉メーカー「フラマトム」が、クリプトンとキセノンの蓄積を指摘して「差し迫った放射線の脅威」を警告していると報じていた。

EDFも14日、同原発から異常なレベルの放射性ガスが漏れているというメディア報道を調査していると述べていた。

内閣府原子力委員会で委員長代理を務めた鈴木達治郎氏は「平時の運転でもクリプトンやキセノンなどのガスが漏れて検出されるのは事実だが、今回は濃度がはるかに高い。何かが起こっている」と指摘した。

*カテゴリーを追加して再送します。

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