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米・カナダ、コロナ対策の入国制限解除に向け15日協議へ=関係筋
米国とカナダの当局者は15日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い導入した両国間の陸路入国制限の解除方法について話し合う見通しだが、直ちに何らかの対応が取られることはないもよう。ミシガン州デトロイト、カナダ国境付近で2020年3月撮影(2021年 ロイター/Rebecca Cook)
[ワシントン 14日 ロイター] - 米国とカナダの当局者は15日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い導入した両国間の陸路入国制限の解除方法について話し合う見通しだが、直ちに何らかの対応が取られることはないもよう。複数の関係者が14日、ロイターに明らかにした。
米国はカナダとメキシコとの間で、2020年3月から不要不急の陸路入国を制限している。この措置は1カ月ごとに延長しており、貿易や必要な移動については制限していない。
現在の入国制限は今月21日に期限を迎えるが、米当局者や業界関係者は再延長を見込んでいる。
ロイターは今月、バイデン政権が入国制限を安全に解除する方法を検討するため、カナダ、メキシコ、欧州連合(EU)、英国と専門家作業部会を設置すると報じた。
関係筋によると、米国とメキシコとの会合は今週、英国・EUとの会合は来週に設定されているが、変更される可能性はあるという。
カナダのトルドー首相は13日、バイデン大統領と入国制限解除について話したと述べたが、打開策での合意はなかったとした。
カナダ政府は先週、新型コロナワクチンを接種済みの自国市民を対象に、7月上旬にも帰国後の14日間の自主隔離要件を緩和する方針を発表した。