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共和党指導部は分裂、米国全体でトランプ派は少数=バイデン氏
バイデン米大統領(写真)は14日、共和党指導部は分裂していると指摘し、同党内にトランプ派がかなりいるものの、米国全体では少数派だとの見方を示した(2021年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ブリュッセル 14日 ロイター] - バイデン米大統領は14日、共和党指導部は分裂していると指摘し、同党内にトランプ派がかなりいるものの、米国全体では少数派だとの見方を示した。
バイデン氏は、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議後の記者会見で「共和党は数的に大きく減少していると言うのが適切だと思う」と語った。ただ、この主張の根拠は示さなかった。
ロイターとイプソスが4月に実施した世論調査では、自身を共和党寄りと回答した米国民は36%、民主党寄りと回答した人は42%で、1年前とほぼ同じ割合だった。
民主党は辛うじて議会の上下両院を掌握している。一方、全米では、民主党知事の州が23州、共和党知事の州は27州となっている。
ホワイトハウスと共和党の担当者は現時点でコメントの要請に応じていない。
ロイターとイプソスが5月17─19日に実施した世論調査によると、昨年の大統領選で本当に勝利したのはトランプ氏で、同氏の敗因は不正選挙によるものだと考えている回答者の割合は共和党員で53%、全体では25%だった。