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中国、代替エネルギーの活用拡大へ=5カ年計画

2021年03月05日(金)15時47分

[北京 5日 ロイター] - 中国は5日に発表した2021─25年の経済発展5カ年計画で、原子力発電の設備容量を小幅増加させる方針を示した。また温暖化対策の目標達成に向け、代替エネルギーの活用を促進する。

原子力発電の設備容量は、2025年までに70ギガワットに拡大する。20年までに58ギガワットに拡大することを目指していたが、新規プロジェクトの中断などで目標を達成できなかった。

5カ年計画では、風力発電や太陽光発電を推進し、廃棄物発電による電力確保も進める方針も示された。25年までにエネルギー消費全体に占める非化石燃料の割合を約20%にするという目標を達成するための取り組み。

石油・天然ガス開発については、深海探査事業など、最先端機器や高度な技術を必要とする開発事業を加速させる。

天然ガス分野を中心にインフラ投資を拡大し、ロシアのシベリアと中国を結ぶパイプラインや、国内南西部の四川省から東部にガスを輸送するパイプラインを建設する計画。

一方、石炭発電については、新規発電所の建設は禁止せず、石炭発電設備容量の具体的な削減目標も設定しなかった。

ロイター
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