首都圏の緊急事態宣言延長きょう決定、「率直に申し訳ない」と菅首相

　３月５日　政府は首都圏の１都３県に出している緊急事態宣言の２週間延長を決める。専門家らで作る諮問委員会が午前、延長期間を２週間とする政府案を了承した。写真は２０２０年１１月、東京・新宿で撮影（２０２１年　ロイター/Kim Kyung-Hoon）

［東京　５日　ロイター］ - 政府は５日午後、首都圏の１都３県に出している緊急事態宣言の２週間延長を決める。専門家らで作る諮問委員会が午前、延長期間を２週間とする政府案を了承した。新型コロナウイルスの新規感染者の減少ペースが鈍化、病床が依然逼迫していることなどから、飲食店に時短を要請するなどの措置がなお必要と判断した。

菅義偉首相は５日午前の参院予算委員会で、「延長を考えるに至ったのは率直に申し訳ない」と陳謝した。

西村康稔経済再生相は諮問委員会の冒頭、特に病床の逼迫度合いに言及し、「数字が下がっていくことを見極めていく。ステージ３相当であることを確実にする必要がある」と語った。ステージ３はコロナの感染状況を示す４つの段階のうち、上から２番目に深刻なレベル。

政府は国会への報告を経て、対策本部を開いて正式に決定する。午後９時から菅義偉首相が会見する。

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