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米厚生長官人事が暗礁に、USTR代表・財務副長官は上院委承認
2021年03月04日(木)11時27分
[ワシントン 3日 ロイター] - 米上院財政委員会は3日、通商代表部(USTR)代表に指名されたキャサリン・タイ氏、財務副長官に指名されたワリー・アデエモ氏の人事2件を承認したものの、厚生長官に指名されたハビエル・ベセラ氏の人事については党の方針に沿った投票で14対14の同数となり、こう着状態に陥った。
ベセラ氏の人事は民主党上院トップのシューマー院内総務と共和党上院トップのマコネル院内総務のさらなる対応に委ねられた。両党とも50議席の同数となっている上院の運営を巡る新規則では、どちらの党でも同数となった委員会を回避する動議を提出し、個別の手続き上の採決により上院本会議に審議を直接持ち込むことができる。
ハリス副大統領が決裁票を投じる可能性もある中、上院民主党の結束力がベセラ氏の人事を左右することになる見通し。
財政委員会の共和党2議員は3日、ベセラ氏にはヘルスケア分野での経験が足りないことに加え、医療保険制度(オバマケア)の避妊への保険適用に対する宗教上の適用除外を付与する権限を巡りカリフォルニア州司法長官として厚生省を訴えたことが人事に反対した理由だと述べた。
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