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英・EUへの十分なコロナワクチン配分に自信=英担当相
1月26日、英国のザハウィ・ワクチン担当相は、英国も欧州連合(EU)も、注文した分の新型コロナワクチンは確実に受領できるとの自信を示し、EU域外へのワクチン配分を制限すべきでないとの見解を示した。写真は25日、英ダドリーのワクチン接種センターで撮影(2021年 ロイター/Carl Recine)
[ロンドン 26日 ロイター] - 英国のザハウィ・ワクチン担当相は26日、英国も欧州連合(EU)も、注文した分の新型コロナワクチンは確実に受領できるとの自信を示し、EU域外へのワクチン配分を制限すべきでないとの見解を示した。
これより先、ドイツのシュパーン保健相は、欧州が「相応分の」ワクチンを受け取るべきであるとし、EU域外へのワクチン出荷を制限するEUの提言に賛意を表明していた。
これに対し同相は、英国で認可を受けたワクチンを製造する米ファイザー、英アストラゼネカ、米モデルナの3社はいずれも、英およびEUへの供給義務に対応する能力があるとした。
同相はラジオ番組で、供給面の問題に出荷制限で対応するのは間違いだと指摘。「『ワクチン・ナショナリズム』は誤っている。全員が安全でない限り、誰も安心できない」と述べた。
EUの提言は、アストラゼネカがEUに対し、生産面の問題から第1・四半期に予定していたワクチン供給量を60%削減すると通知したことが背景にある。またファイザーも15日、ワクチン増産に向けた製造工程の変更のため、欧州向けの供給を一時的に削減するとしていた。