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ローマ教皇がバイデン氏にメッセージ、和解努力に神の加護祈り
1月20日 ローマ教皇フランシスコは、バイデン新米大統領に国内の和解に向けた努力を神が導いてくださるよう祈っているとのメッセージを送った。写真は1月6日、バチカンで撮影(2021年 バチカン提供)
[バチカン市 20日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは20日、バイデン新米大統領に、国内の和解に向けた努力を神が導いてくださるよう祈っているとのメッセージを送った。バイデン氏は、建国以来2人目となるカトリック教徒の大統領。
教皇はまた、バイデン大統領が、真の正義と自由に彩られ、特に貧困者、弱者、発言力のない人々を中心に、すべての個人の権利と尊厳を尊重するという特色を持つ社会の構築に向け努力するよう期待すると述べた。
メッセージは、「貴殿の指導のもと、米国民が高邁な政治・倫理・宗教的価値観から力を得続けていけるように。この価値観は建国以来、貴国を励ましてきた」と呼び掛けた。
さらに、「すべての英知と真実の源である神に、米国内とともに、世界各国間における(相互)理解と和解、平和に向けた貴殿の努力を導いてくださるよう祈る」とした。
教皇は、6日に起きたトランプ前大統領の支持者による連邦議会議事堂一時占拠から3日後に「驚き」を表明。20日のバイデン氏へのメッセージでは、「われわれ人類の家族が直面している重大な危機により、先見の明と一致した対応が求められている」と指摘した。