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豪消費者信頼感指数、1月は前月比-4.5%、コロナ感染増で低下
1月20日、メルボルン研究所とウェストパック銀行が公表した1月のオーストラリア消費者信頼感指数は前月比4.5%低下し、前月の4.1%からマイナスに転じた。写真はシドニーの肉屋で昨年6月撮影(2021年 ロイター/Loren Elliott)
[シドニー 20日 ロイター] - メルボルン研究所とウェストパック銀行が公表した1月のオーストラリア消費者信頼感指数は前月比4.5%低下し、前月の4.1%からマイナスに転じた。
シドニーとブリスベーンで新型コロナウイルスの感染拡大が見られたことから不安が生じ、過去10年の最高水準から低下した。ただ感染者数は比較的少なく、死者は出ていない。
同指数は107.0と「楽観」が「悲観」を明確に超えていることを示している。感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)が最も厳しかった4月の底を41%、また昨年1月の水準を14.6%上回った。
ウェストパックのチーフエコノミスト、ビル・エバンズ氏は、「指数の悪化は予想されていた。前回調査以降、国内の州境閉鎖、一部の州における新型コロナのクラスター(感染者集団)発生、米国や英国を中心とする海外での感染激増といった現象が起きている」と述べた。
家計を示す指数は前年同月比7%低下、今後1年間の見通しを示す指数は0.3%低下した。
今後1年間の経済見通しを示す指数は8.3%、5年間の見通しを示す指数は4.5%、それぞれ低下した。
高額な家庭用品購入に現在が適した時期かどうかを示す指数は2.8%低下した。