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ジョンソン英首相、福祉手当特例加算の延長確約せず

2021年01月19日(火)10時00分

 ジョンソン英首相は1月18日の議会で、新型コロナウイルスの影響を受けた人々を支援するため2020年に給付額を一時的に引き上げた福祉手当について、特例加算延長の確約を避け、野党などから批判を浴びた。7日、ロンドンで代表撮影(2021年 ロイター/Tolga Akmen)

[ロンドン 18日 ロイター] - ジョンソン英首相は18日の議会で、新型コロナウイルスの影響を受けた人々を支援するため2020年に給付額を一時的に引き上げた福祉手当について、特例加算延長の確約を避け、野党などから批判を浴びた。

失業者や低所得者、病気や障害を抱える人向けの福祉手当「ユニバーサル・クレジット」の特例加算は4月に期限を迎える予定で、野党・労働党は延長を求めている。

議会はこの日、給付額を1週間当たり20ポンド(27ドル)加算する措置の延長を278対0の賛成多数で可決した。ただ、採決は象徴的なもので、政府に行動を義務付ける拘束力はない。

ジョンソン首相は自身が率いる与党・保守党の議員に対し投票を棄権するよう指示していた。また、特例加算を継続するかと4回質問されたのに対し、明確な回答を避けた。

政府はこの件についてまだ決定に至っていないとしており、採決を強行した労働党を非難した。

保守党内からも政府に批判的な声が上がっており、与党議員6人はジョンソン氏の棄権指示に反して採決に参加した。

英政府は新型コロナを受けた景気支援策として、雇用維持制度など総額2800億ポンドの対策を発表している。

ロイター
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