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米コロナ感染・死者、先週は約4%減少 感謝祭休暇で歪みの恐れ
ロイターの集計によると、米国で29日までの1週間に確認された新型コロナウイルスの新規感染者は110万人超、死者は1万人と、ともに前週から4%近く減少した。ロサンゼルスの病院内のようす。5月撮影(2020年 ロイター/Lucy Nicholson)
[30日 ロイター] - ロイターの集計によると、米国で29日までの1週間に確認された新型コロナウイルスの新規感染者は110万人超、死者は1万人と、ともに前週から4%近く減少した。
しかし保健当局者は、感謝祭の休暇によって報告が遅れている公算が大きく、今週のデータが大きく跳ね上がる可能性があると警鐘を鳴らす。
一方、29日時点のコロナ感染症による入院者数は約9万3000人と、前週から11%増加し、これまでの最多を記録。病院は感謝祭の休暇には左右されないため、実態をより正確に反映している可能性がある。
州別ではワシントン州で先週の新規感染者数が91%増と、全米で最大の増加を記録。次いでカリフォルニア州が31%、ニューヨーク州が25%それぞれ増加した。
イリノイ州ではコロナ感染者症による死者が831人と、全米で最悪となった。テキサス州も806人だった。
全米のコロナ検査の陽性率は3週連続で9.8%。世界保健機関(WHO)は5%を超えると懸念と判断している。陽性率は50州中29州で10%を超えたほか、アイオワ州では50%、アイダホ州は44%、サウスダコタ州では41%と、極めて高水準にある。