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英EU通商交渉、今週進展あれば延長も=英環境相
11月30日、英国のユースティス環境相は、英国とEUの貿易協定を巡る交渉について、今週進展があれば延長される可能性があるとの見解を明らかにした。写真は9月、ロンドンで撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)
[ロンドン 30日 ロイター] - 英国のユースティス環境相は30日、英国と欧州連合(EU)の貿易協定を巡る交渉について、今週進展があれば延長される可能性があるとの見解を明らかにした。
ユースティス氏はスカイの番組で「時間が本当になくなっており、今週は重要な1週間になる。事態の打開が必要だ」と語った。
その上で「われわれは最後の10日間、あるいは最後の1週間を迎えようとしている。だが今週重大な進展があり合意が間近なら交渉を延長することはいつでも可能だ」と述べた。
英国のフロスト主席交渉官とEUのバルニエ首席交渉官は30日も協議を行った。
ユースティス氏は「フロスト氏は合意できるとまだ考えているため交渉を継続していることを明確にしてきた。可能性がある間は辛抱強く続けるべきだ」と述べた。
アイルランドのコーブニー外相は30日、今週中に合意することは可能だが、双方の妥協が必要と指摘した。だが英国側は漁業を巡る問題で譲歩する姿勢は見せていない。
ユースティス氏はBBCラジオに「われわれが求めているのは科学に基づいて毎年交渉することだ」とし、そのためにはより公平で、魚の生息地域などを加味した一段と科学的な漁獲割り当ての計算方法が必要と主張した。
「この分析を用いると、われわれは英国の水域の魚の半分しか捕る権利がない。英国の漁師にとって非常に不公平で、修正の必要性を明確にしてきた」と述べた。