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洋上風力、秋田・千葉の4区域で公募開始へ 再エネ主力電源化の鍵 

2020年11月27日(金)14時44分

 11月27日、経済産業省は27日、秋田県・千葉県の3カ所・4区域において、着床式洋上風力発電の事業者の公募を開始すると発表した。写真はドイツの風力発電施設。アムルム島近海で2015年9月撮影(2020年 ロイター/Morris Mac Matzen)

[東京 27日 ロイター] - 経済産業省は27日、秋田県・千葉県の3カ所・4区域において、着床式洋上風力発電の事業者の公募を開始すると発表した。すでに事業者の公募を開始している長崎県五島市沖は「浮体式」で、「着床式」の公募は初めてとなる。

公募を行うのは「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」「秋田県由利本荘市沖(北側)」「秋田県由利本荘市沖南(南側)」「千葉県銚子市沖」。

梶山弘志経産相は閣議後の会見で、洋上風力について「大量導入の可能性、コスト低減の余地、経済波及効果の大きさの観点から、再エネの主力電源化の鍵と考えている」と期待感を示し、「事業環境整備を図っていくことで、投資の拡大、競争力の強化を実現したい」と述べた。

洋上風力発電は、欧州が世界をリードしている。日本はこれまで、2030年までに1000万キロワット、40年までに3000万キロワットに増やす考えを示している。

(清水律子)

ロイター
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