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原油先物1%高、ワクチン期待で3週連続上昇

2020年11月21日(土)06時04分

米国時間の原油先物は約1%上昇した。新型コロナウイルスワクチンの実用化に向け期待が持てる臨床試験(治験)結果が発表されたことで、3週連続で上昇した。写真は2019年9月撮影(2020年 ロイター/Christian Hartmann)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約1%上昇した。新型コロナウイルスワクチンの実用化に向け期待が持てる臨床試験(治験)結果が発表されたことで、3週連続で上昇した。

清算値は、北海ブレント先物が0.76ドル(1.7%)高の1バレル=44.96ドル、米WTI原油先物1月限が0.52ドル(1.2%)高の42.42ドル。週足ではともに約5%上昇した。

米製薬大手ファイザーは18日、独バイオ医薬ベンチャーのビオンテック<22UAy.F>と共同開発する新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)で95%の予防効果が確認されたと発表。20日に米国で緊急使用許可を申請した。

ライスタッド・エナジーのBjornar Tonhaugen氏は、ワクチンが世界的に実用化されるまで時間がかかり、原油需要に対する圧迫は続くのが実情だが、プラスのニュースが押し上げ要因になったと述べた。

市場関係者によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が減産を継続するとの見通しも支援要因になっている。

ロイター
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