ニュース速報

ワールド

コロナの感染第2波に備えるべき=アフリカCDC

2020年10月30日(金)14時34分

 10月29日、アフリカ疾病予防管理センター(CDC)は29日、アフリカの一部地域で新型コロナウイルスの感染拡大が加速しており、各国政府は感染の第2波に備えるべきだと呼びかけた。写真はマスクをした生徒達。ケニアのナイロビで12日撮影(2020年 ロイター/Thomas Mukoya)

[アジスアベバ/ナイロビ 29日 ロイター] - アフリカ疾病予防管理センター(CDC)は29日、アフリカの一部地域で新型コロナウイルスの感染拡大が加速しており、各国政府は感染の第2波に備えるべきだと呼びかけた。

アフリカCDCのトップ、John Nkengasong氏は、過去4週間に感染者はケニアでは週平均45%、コンゴ民主共和国では19%、エジプトでは8%増加していると指摘。「感染第2波に備える時はまさに今だ」と述べ、予防疲れモードにならないよう各国政府に促した。

人口13億人のアフリカ大陸は、これまでのところ、予想されていたよりもうまく感染を封じ込めている。3月に導入された厳格なロックダウン(都市封鎖)措置も奏功し、死亡率も他の一部地域より低い。

29日公表の公式データに基づきロイターが集計したところによると、感染者は174万人で、死亡者は4万1776人。

世界保健機関(WHO)のアフリカ担当幹部は、8月以降、多くの国では行動制限が緩和されているが、感染者の減少ペースは鈍化していると指摘。アフリカの景気回復を後押しするため、ある程度の規制緩和は正当化されるが、「感染者の上向きに対処し、それを封じ込めることが必要だ」と強調した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

オランダ半導体や航空・海運業界、中国情報活動の標的

ワールド

イスラエルがイラン攻撃と関係筋、イスファハン上空に

ワールド

ガザで子どもの遺体抱く女性、世界報道写真大賞 ロイ

ワールド

北朝鮮パネルの代替措置、来月までに開始したい=米国
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 3

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 4

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 5

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 6

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 7

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 8

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 9

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 10

    紅麴サプリ問題を「規制緩和」のせいにする大間違い.…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中