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米政府、ロシア関与の州・地方政府へのサイバー攻撃検知と発表
2020年10月23日(金)11時04分
[22日 ロイター] - 米大統領選が約2週間後に迫るなか、米連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省は22日、ロシアが関与したハッカー集団が州や地方政府のネットワークへの不正侵入を試みており、2件の情報漏洩が発生したと明らかにした。
FBIと国土安全保障省がウェブサイトに掲載した資料によると、少なくとも9月から米国の州や地方政府機関などをターゲットにした国家関与が疑われるサイバー攻撃が複数あった。ネットワークに不正に侵入し、2つの攻撃対象のデータが盗まれたという。
どの政府機関が攻撃対象になったかは公表していない。
国土安保省はコメント要請に応じていない。FBIはこれ以上の詳細を明らかにしなかったが、声明で「ロシアの極悪非道な行為に焦点を当てている」とした。
在ワシントンのロシア大使館は、そのような主張には「全く根拠がない」とし、ペスコフ大統領報道官の最近の発言を繰り返した。
米国では11月3日の大統領選を前に、サイバー攻撃が活発化することへの懸念が高まっている。
ラットクリフ米国家情報長官は21日、ロシアとイランが今年の米大統領選への介入を試みたとの見解を示した。
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