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マレーシア首相、内閣改造を検討 連立相手つなぎ止めで=関係筋
マレーシアのムヒディン首相(写真中央)は内閣改造を行う方向で協議を進めている。鍵となる連立相手、統一マレー国民組織(UMNO)のつなぎ止めを図る。プトラジャヤのモスクで8月撮影(2020年 ロイター/Lim Huey Teng)
[クアラルンプール 19日 ロイター] - マレーシアのムヒディン首相は内閣改造を行う方向で協議を進めている。鍵となる連立相手、統一マレー国民組織(UMNO)のつなぎ止めを図る。3人の関係筋が19日、明らかにした。
野党を率いるアンワル元副首相は先週、自らが議会の「信任」を得たとしてムヒディン首相の辞任を求め、新政権の樹立を目指して国王と面会した。
これを受けてムヒディン首相は、連立政権で最大のUMNOと新たな協議を開始。関係筋によると、主要閣僚への起用を始め、同党により多くのポストを振り向ける方向で交渉に入った。
交渉が進展すればアンワル氏の動きを制止できるものの、下院では、定数222のうち与党の議席は野党を2議席上回るのみという状況にある。
関係筋の1人は「UMNOが交渉に応じたということは、連立離脱の用意はできていないことを示している」と述べた。
またUMNOの関係筋は、誰を登用するかなどについて、党の要求は他にもあると述べた。