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ナワリヌイ氏「犯行の背後にプーチン氏」、ロシアは反発
ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(写真)は、独誌シュピーゲルに対し、自身に対する毒殺未遂疑惑の背後にはプーチン大統領がいるとの見方を示した。モスクワで昨年9月撮影(2020年 ロイター/Shamil Zhumatov)
[ベルリン/モスクワ 1日 ロイター] - ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は1日発行予定の独誌シュピーゲルとのインタビューで、自身に対する毒殺未遂疑惑の「背後にはプーチン大統領がいる」との見方を示し、他の可能性は考えられないと語った。
ロシア政府はナワリヌイ氏の主張に反発。ぺスコフ大統領報道官は「根拠がなく、侮辱的で受け入れられない」と述べた上で、「米中央情報局(CIA)のスペシャリストがナワリヌイ氏と連携していると断言できる」と非難した。
これに対し、ナワリヌイ氏は自身のウェブサイト上で「ぺスコフ氏を提訴する」と述べ、主張を裏付ける証拠を示すよう要求した。
シュピーゲルとのインタビューでは、ナワリヌイ氏はロシアに帰国して政治活動を続けると発言。プーチン大統領の辞任を求めていく意向を示した。同氏は現在、ベルリンで療養中。
ナワリヌイ氏は「ロシアに帰国しないという贈り物をプーチンに渡すつもりはない」とし「亡命する野党指導者にはなりたくない」と述べた。
*内容を追加しました。