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ウエストパック、豪中銀の利下げ時期の予想を10月から11月に修正

2020年09月28日(月)11時35分

[シドニー 28日 ロイター] - 豪銀大手ウエストパックのチーフエコノミスト、ビル・エバンス氏は、豪準備銀行(RBA)の利下げ時期の予想を10月から11月に修正した。

同氏は今月23日、RBAが10月6日の理事会でオフィシャルキャッシュレートを現行の0.25%から0.1%に引き下げると予想していた。

同氏が28日示した新たな予測では、RBAは11月3日の理事会でオフィシャルキャッシュレートを0.1%に引き下げ、5-10年債を買い入れる意向を示す見通し。

10月6日は、政府予算案の発表が予定されており、同じ日にRBAが利下げを発表すれば、予算案への関心が薄れ、「予算案を売り込む」という政府の課題が難しくなる恐れがあると政府・RBAが認識する可能性があるという。

同氏は「RBA総裁も、財政政策の導入を強く支持しており、(予算発表日に利下げを見送れば)政府に予算を宣伝させる機会を与えられるメリットがあると考えるかもしれない」と指摘した。

豪ドルは、追加緩和観測を背景に、今月初めの1豪ドル=0.7413米ドルから2カ月ぶりの安値となる0.7006米ドルまで値下がりしていた。

28日の豪ドルは0.2%高の0.7042米ドル。

ロイター
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