ニュース速報

ワールド

コロナ感染、東南アジアと地中海東部除き拡大ペース鈍化=WHO

2020年08月25日(火)20時03分

 世界保健機関(WHO)は24日夜、新型コロナウイルス感染に関する最新の状況を公表した。写真はクアラルンプール。11日撮影(2020年 ロイター/Lim Huey Teng)

[ジュネーブ 25日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は24日夜、新型コロナウイルス感染に関する最新の状況を公表した。感染の拡大はなお続いているが、東南アジアと地中海東部地域を除いて新規感染者と死者の増加ペースは鈍化していることが明らかになった。

23日までの1週間に新たに報告された全世界の感染者は170万人強で前週比4%減少した。死者は3万9000人で12%減った。

米州が依然として最悪の状況で、新規感染者の半分、死者の62%を占めた。

東南アジアでは感染者が急増し、新規感染者は全体の28%、死者は15%となった。引き続きインドが大半を占めたが、ネパールで感染が急速に拡大していると指摘した。

地中海東部地域では新規感染者が4%増えたが、死者の数は過去6週間で一貫して減少している。レバノン、チュニジア、ヨルダンで感染が最も増えた。

アフリカは新規感染者が8%、死者は11%それぞれ減少した。「アルジェリア、ケニア、ガーナ、セネガル、南アフリカで減少したことが主因」としている。

欧州については過去3週間、感染者が増えていたが、最新週では1%減少し、死者も引き続き減少した。

西太平洋地域の新規感染者は5%減少した。日本、オーストラリア、シンガポール、中国、ベトナムでペースが一服した。一方韓国は180%急増。「主に宗教的な集会に関連した感染増加が原因」と指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

制約的政策、当面維持も インフレ低下確信に時間要=

ビジネス

米鉱工業生産、3月製造業は0.5%上昇 市場予想上

ワールド

米中、軍事対話再開 22年以来初めて

ワールド

中東巡る最近の緊張、イスラエル首相に責任=トルコ大
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 2

    大半がクリミアから撤退か...衛星写真が示す、ロシア黒海艦隊「主力不在」の実態

  • 3

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無能の専門家」の面々

  • 4

    韓国の春に思うこと、セウォル号事故から10年

  • 5

    中国もトルコもUAEも......米経済制裁の効果で世界が…

  • 6

    【地図】【戦況解説】ウクライナ防衛の背骨を成し、…

  • 7

    訪中のショルツ独首相が語った「中国車への注文」

  • 8

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 9

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 10

    「アイアンドーム」では足りなかった。イスラエルの…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 3

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...当局が撮影していた、犬の「尋常ではない」様子

  • 4

    ロシアの隣りの強権国家までがロシア離れ、「ウクラ…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    NewJeans、ILLIT、LE SSERAFIM...... K-POPガールズグ…

  • 7

    ドネツク州でロシアが過去最大の「戦車攻撃」を実施…

  • 8

    「もしカップメンだけで生活したら...」生物学者と料…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    猫がニシキヘビに「食べられかけている」悪夢の光景.…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    巨匠コンビによる「戦争観が古すぎる」ドラマ『マス…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中