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米、イスラエルの軍事優位性維持を保証 国務長官が強調

2020年08月24日(月)23時34分

イスラエルを訪問中のポンペオ米国務長官(左)は24日、ネタニヤフ首相と会談を行い、米国が将来的にアラブ首長国連邦(UAE)といかなる武器取引を行っても、イスラエルが中東における軍事的優位性を維持することを保証すると強調した。代表撮影(2020年 ロイター)

[エルサレム 24日 ロイター] - イスラエルを訪問中のポンペオ米国務長官は24日、ネタニヤフ首相と会談を行い、米国が将来的にアラブ首長国連邦(UAE)といかなる武器取引を行っても、イスラエルが中東における軍事的優位性を維持することを保証すると強調した。

ポンペオ氏は会談後、記者団に対し「米国は質的軍事優位性(QME)に関して法的な要件を有しており、それを引き続き尊重する」と語った。

イスラエルとUAEは今月、トランプ米政権の仲介で国交正常化に合意。これに伴い、米国が最新鋭ステルス戦闘機「F35」などをUAEに売却する観測が強まっているが、イスラエル国内ではこうした見通しに反対の声も上がっている。UAEの高官は20日、イスラエルとの国交正常化でF35の購入は可能との認識を示した。

ポンペオ氏は、米国には過去20年以上にわたりUAEに軍事支援を提供してきた実績があるとし、イスラエルと敵対関係にあるイランの脅威を防ぐためにも、UAEへの軍事支援は必要と指摘。その上で「イスラエルへのコミットメントを維持しながら当該目標を達成し得ると確信している」と述べた。

ロイター
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