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S&P、ベラルーシの格付け「下振れリスク高まる」 制裁巡り
2020年08月13日(木)12時57分
格付け会社S&Pグローバルは12日、独裁体制を敷くベラルーシのルカシェンコ大統領が6選を決めた9日の選挙について、外国政府が制裁発動の構えを示していることは、同国の信用格付けの下振れリスクを高めたと指摘した。写真は選挙結果に対する抗議デモ。12日ミンスクで撮影(2020年 ロイター/Vasily Fedosenko)
[ロンドン 12日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバルは12日、独裁体制を敷くベラルーシのルカシェンコ大統領が6選を決めた9日の選挙について、外国政府が制裁発動の構えを示していることは、同国の信用格付けの下振れリスクを高めたと指摘した。
選挙での不正や抗議弾圧への批判が高まる中、欧州連合(EU)は14日に臨時外相会議を開き、ベラルーシに対する制裁措置について協議する。
S&Pのソブリン債のアナリスト2人は、ベラルーシ当局の対応に対する「国際的制裁の可能性は高まっている」と指摘。「ベラルーシのソブリン債格付けに即座に影響はないが、下振れリスクは高まっている」とした。
S&Pは現在、同国に投機的格付けの「B」を付与し、見通しは「安定的」としている。
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