ニュース速報

ワールド

NZ、新型コロナ感染源特定に全力 総選挙控え封じ込め急ぐ

2020年08月13日(木)14時10分

 ニュージーランドで13日、新型コロナウイルスの新規感染者が14人確認されたことを受け、当局は感染源の特定に全力を挙げている。写真はアーダーン首相。シドニーで2月撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

[13日 ロイター] - ニュージーランドで13日、新型コロナウイルスの新規感染者が14人確認されたことを受け、当局は感染源の特定に全力を挙げている。このうち市中感染例は13人、海外からの帰国者で隔離措置下にあった例が1人となっている。

2日前には最大都市オークランドで同一家族の4人の感染が報告され、約3カ月ぶりの感染発生に衝撃が走るとともに、政府の危機対応の不手際に対する批判が巻き起こった。

アーダーン首相は「事態の深刻さは承知しており、緊急かつ冷静で秩序だった方策で対処に当たっている」と述べた。

また同首相は、事態が鎮静化する前にいったん感染が拡大する可能性を見越していると指摘。「新型コロナウイルス感染拡大の最初の経験から、クラスターが確認されれば、感染が鎮静化する前に拡大することを学んだ。今回もそうなると想定しなければならない」と述べた。

一方、ブルームフィールド保健局長はラジオ番組で、感染源の特定に「刻々と近づいている」と表明。同局長は12日の時点では、感染した家族の1人が海外からの輸入冷凍食材を扱う倉庫で働いていたことから、ウイルスが貨物を通じて同国に持ち込まれた可能性があるとしていたが、13日にはその可能性は低いとの見解を示した。他の可能性について詳細には言及しなかった。

ニュージーランドは9月19日に総選挙を予定しており、今回の感染者確認は、アーダーン首相のコロナ対応を巡り野党国民党に付け入る隙を与えた。

世論調査ではアーダーン氏が大差で勝利すると予想されているが、国民党は、選挙運動をできなければアーダーン氏に不当に有利になると主張し、少なくとも11月まで選挙を延期するよう求めている。

アーダーン氏は、ロックダウン(都市封鎖)を延長するかどうか14日に発表する予定で、選挙の日程についてはその後に明らかにする方針を示している。総選挙は11月21日までに実施する必要がある。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

安倍前首相が靖国参拝、「退任を報告」とツイッターに

ワールド

アングル:豪州ビザ無効の中国人研究者、「絵文字で有

ワールド

焦点:湾岸2カ国とイスラエルの国交正常化、サウジも

ワールド

アングル:燃料需要、学校再開で増加 公共交通機関は

MAGAZINE

特集:誤解だらけの米中新冷戦

2020-9・22号(9/15発売)

「金持ち」中国との対立はソ連との冷戦とは違う── 米中関係史で読み解く新冷戦の本質

人気ランキング

  • 1

    拡張主義・中国の「武力」を4カ国連携で封じ込めよ

  • 2

    過去6600万年の地球の気候の変遷が初めてまとめられる

  • 3

    ペンスの元部下が怒りの内部告発「トランプはアメリカの安全をぶち壊す」

  • 4

    2万年以上前のホラアナグマ、ほぼ完全な状態で発見さ…

  • 5

    ロシアの毒殺未遂にメルケルが強気を貫けない理由

  • 6

    トランプお墨付きの「Qアノン」が笑い事では済まされ…

  • 7

    権威なき少数民族にはここまで残酷になれる、中国の…

  • 8

    金正恩が「飲み会で政策批判」のエリート経済官僚5人…

  • 9

    私の娘だけ差別する義母──汚れた使い古しの贈り物に…

  • 10

    「年収1000万超え」カリスマタクシー運転手の仕事術 …

  • 1

    反日デモへつながった尖閣沖事件から10年 「特攻漁船」船長の意外すぎる末路

  • 2

    水にひそむ「脳を食べるアメーバ」で少年が死亡

  • 3

    「ワクチンは安全」という信頼、日本は世界最低レベルだった

  • 4

    韓国の世代間格差と若者の怒り

  • 5

    【動画】タランチュラが鳥を頭から食べる衝撃映像と…

  • 6

    仏シトロエン、14歳から免許不要で乗れる2人乗りEV「…

  • 7

    【動画】海辺を歩く2頭のライオンに視聴950万回

  • 8

    EUミシェル大統領「中国に利用されず」 首脳会談、習…

  • 9

    中国からの「謎の種」、播いたら生えてきたのは.....…

  • 10

    伝説のジャーナリストのトランプ本『怒り』に同業者…

  • 1

    中国・三峡ダムに過去最大の水量流入、いまダムはどうなっている?

  • 2

    【動画】タランチュラが鳥を頭から食べる衝撃映像とメカニズム

  • 3

    反日デモへつながった尖閣沖事件から10年 「特攻漁船」船長の意外すぎる末路

  • 4

    1件40円、すべて「自己責任」のメーター検針員をク…

  • 5

    手に乗る大きさのゾウの仲間、約50年ぶりにアフリカ…

  • 6

    中国の三峡ダム、豪雨で危険水位20メートル上回る 設…

  • 7

    撃墜されたウクライナ機、被弾後も操縦士は「19秒間…

  • 8

    中国はなぜ尖閣での漁を禁止したのか

  • 9

    米中新冷戦でアメリカに勝ち目はない

  • 10

    アラスカ漁船がロシア艦隊と鉢合わせ、米軍機がロシ…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!