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豪就業者数、7月はほぼ横ばい ビクトリア州では減少
オーストラリア連邦統計局が11日発表した週間データによると、全国の就業者数は7月は0.1%減と、ほぼ横ばいだった。写真は新聞の求人広告。2026年5月シドニーで撮影(2020年 ロイター/David Gray)
[シドニー 11日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が11日発表した週間データによると、全国の就業者数は7月は0.1%減と、ほぼ横ばいだった。一方、新型コロナウイルスの感染者が急増し、厳格な行動制限や外出禁止令が導入されている同国南東部ビクトリア州では、就業者数が1.5%減となった。
グローバル求人情報サイト、インディードのエコノミスト、カラム・ピカリング氏は「ステージ4の規制が敷かれる中、(ビクトリア州では)一段の雇用喪失が見込まれる。特にホスピタリティーや小売りなどのセクターで、影響が大きく出るだろう」と指摘。「規制が緩和されるまでは、回復は不可能だ」と述べた。
この統計は税務当局の企業の給与支払いデータに基づいており、公式な雇用統計とは異なる。
公式な雇用統計は今週発表されるが、ロイターがまとめたエコノミストの予想中央値では、全国の失業率は7.8%と22年ぶりの水準に悪化する見通し。就業者数は4万人増が見込まれている。
きょう発表のデータによると、就業者数は依然、3月中旬の水準を4.5%下回っている。