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イラク、9月まで減産拡大 日量125万バレル サウジと共同声明
2020年08月08日(土)01時44分
イラク政府は7日、8月と9月の原油減産を日量40万バレル拡大し、125万バレルにすると発表した。写真は3月、イラク・バスラ北部の油田で撮影(2020年 ロイター/Essam Al-Sudani)
[ドバイ 7日 ロイター] - イラク政府は7日、8月と9月の原油減産を日量40万バレル拡大し、125万バレルにすると発表した。過去3カ月の超過生産分を相殺するためだという。
アブドルジャバル石油相はサウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相との共同声明で、イラクが石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の合意で割り当てられた8月と9月の減産分である日量85万バレルに追加して生産を縮小するとした。
共同声明では、国際エネルギー機関(IEA)など業界データに言及し、「6つの二次情報源が生産量の数値を公表した時点で削減量は調整される可能性がある」とした。
また両相は、原油生産を抑制するOPECプラスでの合意に完全にコミットすると強調した。
OPECプラスは、5月1日から世界の産油量の10%に相当する日量970万バレルの協調減産を行うことで合意。ロイターの調査によると、このうちOPEC加盟国の7月の減産順守率は94%となった。
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