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WHO、コロナ空気感染の「証拠浮上」 感染経路かどうか精査

2020年07月08日(水)09時18分

世界保健機関(WHO)高官は7日、新型コロナウイルスの空気感染(飛沫核感染)の可能性を示す「証拠が出始めている」ことを認識し、「感染経路の一つである可能性を見極めている」と明らかにした。NIAID-RML提供(2020年 ロイター)

[ジュネーブ 7日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)高官は7日、空気中に漂う新型コロナウイルスによる感染可能性を示す「証拠が出始めている」とし、「感染経路の一つである可能性を見極めている」と明らかにした。

WHOは新型コロナが主に感染者の咳やくしゃみや会話で鼻や口から出る飛沫によって感染し、そうした飛沫はすぐに落下する、としていた。

しかし、医学誌に6日公開された32カ国の科学者239人によるWHOへの書簡では、ウイルスは空気中に滞留し、それを吸い込むことで感染する証拠が示された。WHOに対し推奨する対策を見直すよう求めている。[nL4N2ED3G7]

コロラド大学の科学者、ホセ・ヒメネス氏は電話インタビューで「われわれはWHOに証拠を認めてもらいたい。WHOを攻撃するものではなく、科学的な議論だ。WHOが証拠を拒否しているため、公表する必要があると判断した」と述べた。

WHOの高官は「混み合って閉め切られ、換気が悪いという極めて特定の状況において、空気感染の可能性は排除できない」としつつも、「証拠を収集し、解析する必要がある」と述べた。

感染リスクに関するWHOの見解が変われば、1メートルの身体的距離の確保という現在の推奨に影響する。各国政府はWHOの推奨に依存しており、感染拡大阻止に向けた対策の見直しを余儀なくされる可能性がある。

WHOは数日中に、新型コロナの感染経路についてこれまでに分かっている科学的証拠の概要を発表する見通し。

*内容を追加しました。

ロイター
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