ニュース速報

ワールド

スペイン、北西・北東部で再封鎖 新型コロナ感染封じ込めへ

2020年07月06日(月)08時34分

 スペイン北西部のガリシア地方は7月5日、新型コロナウイルス感染者の増加を受け、約7万人の住民を対象に封鎖措置を再導入した。前日には北東部カタルーニャ州でも一部地域で行動制限が再び導入された。写真は移動許可証を検査する警官。4日、カタルーニャ州リェイダで撮影(2020年 ロイター/Nacho Doce)

[マドリード 5日 ロイター] - スペイン北西部のガリシア地方は5日、新型コロナウイルス感染者の増加を受け、約7万人の住民を対象に封鎖措置を再導入した。前日には北東部カタルーニャでも一部地域で行動制限が再び導入された。

ガリシアの封鎖措置はルーゴ県ア・マリーニャを対象に実施され、住民は5日深夜から10日まで他の地域への移動が禁止される。地元政府によると、ア・マリーニャ内部での移動は許可されるが、通勤の場合を除いて外部との往来は禁止される。

サンチェス首相は住民に対し、気を緩めないよう促した上で、感染拡大を早期に発見しており、医療提供体制は3月と比べてはるかに整っているとして冷静な対応を求めた。

ガリシアの保健相は、ア・マリーニャの複数のバーに関連した感染者が目立っていると指摘した。

当局者によると、バーやレストランの人数制限は収容能力の50%に引き下げられ、ビーチやプールなど屋外でもマスク着用が義務付けられるという。

スペインのイリャ保健相はツイッターで、ガリシア、カタルーニャ両地方の状況を注視しているとした上で、「社会的距離の確保と封鎖措置が感染拡大抑制に重要な役割を果たした。これらの措置が再び必要になっている」として再封鎖に理解を求めた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

カナダ中銀、利下げペースは緩やかとの想定で見解一致

ワールド

米制裁が国力向上の原動力、軍事力維持へ=北朝鮮高官

ワールド

韓国GDP、第1四半期は前期比+1.3% 市場予想

ビジネス

バイオジェン、1―3月利益が予想超え 認知症薬低調
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 3

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    マイナス金利の解除でも、円安が止まらない「当然」…

  • 6

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 7

    ワニが16歳少年を襲い殺害...遺体発見の「おぞましい…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…

  • 10

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 7

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 8

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中