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スペイン、非常事態宣言を6月21日まで延長
2020年06月04日(木)08時49分
スペイン議会は3日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国家非常事態宣言を6月21日まで延長することを承認した。写真は5月30日、サン・セバスティアンで撮影(2020年 ロイター/Vincent West)
[マドリード 3日 ロイター] - スペイン議会は3日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国家非常事態宣言を6月21日まで延長することを承認した。
非常事態宣言は人の移動に関して政府に特別な権限を与えるもので、3月中旬に導入されたロックダウン措置の緩和が進む中、サンチェス首相が延長を求めていた。
定数350の下院で賛成177票と延長は僅差で承認された。
スペインではこの日、5月31日以来3日ぶりに新型コロナ感染による死者が確認された。累計の死者数は2万7128人。感染者は前日から219人増え、24万0326人。
1カ月前には1日当たりの新規感染者は1000人超、死者は数百人に上り、医療サービスに負荷がかかっていた。
スペイン国立統計局によると、5月18—24日の週の死者数は前年と同水準に落ち着いており、政府は厳しい制限措置により最悪期を脱したとみている。
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