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新型肺炎、シンガポール経済への影響は不可避=貿易産業相
1月27日、シンガポールのチャン・チュンシン貿易産業相(写真)は、中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、今年のシンガポール経済に影響を及ぼすことは避けられないとの見方を示した。写真はシンガポールで2018年11月撮影(2020年 ロイター/Edgar Su)
[シンガポール 27日 ロイター] - シンガポールのチャン・チュンシン貿易産業相は27日、中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、今年のシンガポール経済に影響を及ぼすことは避けられないとの見方を示した。
シンガポールではこれまでに4例の感染が報告されている。
同相は「状況がしばらく好転しないとみられる中、今年のわが国の経済や企業、個人消費に影響が及ぶことは避けられない」と述べた。
同相によると、最も影響が懸念される観光業界などに対し、政府は減税などの支援策を取る方針。
政府の新型コロナウイルス対策タスクフォースは27日、中国本土への渡航歴がある学生や学校関係者に2週間の出席停止を求めた。また、中国本土への不要不急の渡航を控えるよう呼びかけたほか、シンガポールに到着する全ての航空便について発熱者スクリーニングを開始するなど、新たな対応策を発表した。
*内容を追加しました。