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北朝鮮、金委員長の建設事業が完工 国営メディア「理想郷」と報道

2019年12月03日(火)15時07分

北朝鮮は2日、同国の聖地・白頭山の麓にある三池淵郡での大規模建設プロジェクトの完工式を行った。写真は朝鮮中央通信提供(2019年 ロイター )

[ソウル 3日 ロイター] - 北朝鮮は2日、同国の聖地・白頭山の麓にある三池淵郡での大規模建設プロジェクトの完工式を行った。国営メディアは3日、「現代文明の縮図」で、新たな集合住宅や宿泊施設のほか、スキーリゾート、商業・文化・医療施設を備える「理想郷」だと大々的に報じた。

白頭山は、北朝鮮を長年独裁支配している金一族の発祥の地とされ、同地付近に山間都市を整備する同プロジェクトは金正恩朝鮮労働党委員長による壮大なプロジェクト。

朝鮮中央通信社(KCNA)は、花火が打ち上げられるなど盛大な完工式が行われたと報道。労働党機関誌「労働新聞」は、金委員長が笑顔でテープカットする様子や雪で覆われた建物をとらえた写真を掲載した。

同プロジェクトは「自立経済」に向けた取り組みの一環として、金委員長が立ち上げたが、主に核開発を巡る制裁で建材や労働力が不足したことから完成が遅れていた。

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ロイター
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