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イエメンのフーシ派が紅海で船を拿捕、韓国とサウジの船か
11月18日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派と戦闘中のサウジ主導の連合軍は18日、紅海の南で韓国の掘削リグを曳航する船がフーシ派に拿捕(だほ)されたと発表した。写真は声明を出した連合軍報道官。サウジアラビアのリヤドで1月撮影(2019年 ロイター/Faisal Al Nasser)
[ドバイ 18日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派と戦闘中のサウジ主導の連合軍は18日、紅海の南で韓国の掘削リグを曳航する船がフーシ派に拿捕(だほ)されたと発表した。
サウジ国営メディアが伝えた連合軍報道官の声明によると、船は17日遅くにフーシ派に拿捕された。拿捕された船の乗員数は明らかにしなかった。
韓国外務省は、韓国が保有する曳航船と浚渫(しゅんせつ)船の2隻が拿捕されたと発表。2隻には韓国人が1人ずつ乗船しており、他に国籍不明の乗員4人が乗っていたという。
2隻は韓国の建設会社Woongjin Developmentが所有する船。
韓国外務省によると、2隻とともに拿捕されたサウジアラビアの曳航船には10人の外国人が乗っていた。
アラビア海で海賊の取り締まりを行っていた韓国の海軍艦艇が、船が拿捕された海域への配備を指示されたという。
フーシ派幹部はこれに先立ち、ロイターの取材に応じ、同グループの部隊が紅海で「不審な船」を拿捕したとし、乗員は保護していると明らかにした。
同幹部は「イエメンの沿岸警備隊が、この船が敵国に属しているのか、あるいは韓国に属しているのかを確認している。韓国の場合は、法的手続きが完了した後に船は解放される」と語った。
一方、フーシ派のテレビ局「アルマシラ」は、紅海南部のイエメン沖で3隻の船が拿捕され、イエメンのサリーフ港に曳航されたと報道。1隻はサウジアラビア船籍と伝えたが、他の2隻については明らかにしていない。
連合軍報道官は、船の拿捕は「テロ行為」であり、航行の自由と世界貿易を脅威にさらしていると非難した。