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米上院、サウジ支援停止法案採決の可能性 イエメン内戦・記者殺害で
11月13日、イエメン内戦やジャマル・カショギ記者の殺害事件を巡り、米上院の議員は、サウジアラビアへの支援停止などを盛り込んだ法案を数週間以内に採決する可能性があるとの見方を示した。写真は上院外交委員会のコーカー委員長(共和党)。ワシントンで7月に撮影(2018年 ロイター/AARON P. BERNSTEIN)
[ワシントン 13日 ロイター] - イエメン内戦やジャマル・カショギ記者の殺害事件を巡り、米上院の議員は13日、サウジアラビアへの支援停止などを盛り込んだ法案を数週間以内に採決する可能性があるとの見方を示した。
上院外交委員会のコーカー委員長(共和党)は、ロイターに対して、イエメン内戦を理由にサウジ支援を全面的に停止する法案を上院で年内に採決する可能性がある、と述べた。また、サウジへの武器輸出を禁止する法案も、本会議で採決にかけられる可能性があると指摘した。
コーカー委員長は「上院議員らは、記者殺害事件に対して抱いている不快感をサウジに示す方法を模索している。イエメンの状況についても懸念している」と語った。
イエメン内戦では、サウジの軍事介入によって一般市民に犠牲者が出ているとされる。さらに、トルコのサウジ領事館でサウジ王室に批判的だった著名ジャーナリストのジャマル・カショギ氏が殺害された事件を受け、米議会ではサウジ政府に対する不信感が一段と強まっている。