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英運輸副大臣が辞任、国民投票の再実施求め ポンド下落
2018年11月10日(土)05時12分
[ロンドン 9日 ロイター] - ボリス・ジョンソン英前外相の弟で運輸副大臣を務めたジョー・ジョンソン氏が9日、辞任した。メイ首相の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)計画が混乱を引き起こすなどとして国民投票の再実施を求めた。
ジョー・ジョンソン氏はメイ氏の離脱計画は「妄想的で」、数週間以内に議会提示されるとみられる合意案に賛成できないと明言した。
同氏は英紙フィナンシャル・タイムズの元記者で、2016年の国民投票ではEU残留を支持した。
「ブレグジットの公約が現実と大きく隔たることが判明したことを踏まえると、国民に最終判断を委ねることが民主的なやり方だ」と述べた。
ジョンソン氏の辞任を受け、英ポンドは対ドルで1.30ドルを下回ったほか、対ユーロでも下落した。他の閣僚が同氏に続くかどうかは不明。
首相府の報道官は「2016年に実施された国民投票は英国の歴史上最も大きな民主的な動きだった」とし、「いかなる状況下でも2回目の国民投票は実施されない」と強調した。
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