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原油先物は上昇、イランの原油輸出減少やサウジ巡る地政学的緊張で

2018年10月16日(火)11時04分

 10月16日、アジア時間の原油先物は上昇。米国の制裁再開を控えてイランの原油輸出が減少していることが明らかになったほか、サウジアラビアの記者失踪を巡る地政学的緊張がくすぶっている。写真は在トルコサウジアラビア大使館のサウジアラビア国旗。イスタンブールで13日撮影(2018年 ロイター/Murad Sezer)

[ソウル 16日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。米国の制裁再開を控えてイランの原油輸出が減少していることが明らかになったほか、サウジアラビアの記者失踪を巡る地政学的緊張がくすぶっている。

0032GMT時点で北海ブレント先物(12月限)は0.09ドル(0.1%)高の1バレル=80.87ドル。

米WTI原油先物(11月限)は0.05ドル高の71.83ドル。

リフィニティブ・アイコンのデータによると、10月初めからの2週間にイランが輸出した原油は日量133万バレルで、出荷先がインドや中国など数カ国となった。

トランプ米大統領が5月にイラン核合意からの離脱を表明する前の4月の時点では、輸出量は日量250万バレルを超えていた。

サウジのファリハ・エネルギー相は15日、同国としてインドの原油需要増に真摯(しんし)に対応するとともに、原油市場の供給不足に対して「緩衝材」としての役割を果たすと表明した。

ただサウジを巡っては、政府に批判的な記者ジャマル・カショギ氏がトルコで行方不明になった問題で政治的な圧力が強まっている。

CNNとニューヨーク・タイムズ(NYT)は15日、サウジがカショギ氏の死亡を認める報告書を準備していると報じた。

ロイター
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