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19年原油需要伸び予想、3カ月連続下方修正 貿易摩擦などで=OPEC月報
2018年10月12日(金)06時25分
[ロンドン 11日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は11日公表した月報で、2019年の世界の原油需要の伸び予想を3カ月連続で下方修正した。貿易摩擦や不安定な新興国市場を背景に、特に主要消費国など幅広い市場が逆風を受けると指摘した。
来年の世界原油需要は日量136万バレル増加すると予想。増加幅は前月から5万バレル縮小した。
9月の生産量は前月比で日量13万2000バレル増の3276万バレルで、昨年8月以来で最大水準となった。サウジアラビアが日量10万8000バレル、リビアが同10万3000バレル増加し、イランの同15万バレル減少を相殺したという。
またOPECは、非加盟国による19年の原油供給は日量3万バレル増加し、同212万バレルと予想した。
OPECのバルキンド事務局長は、ロンドンで開催された「オイル&マネー」会議で「市場は供給不足の可能性を見越して動いている。市場には引き続き十分な供給がある」と指摘。来年の受給バランス見通しについては「在庫再構築の可能性がはっきり示されている」と述べた。
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