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大型ハリケーン「マイケル」、米南東部に爪跡 停電や避難続く
10月11日、ハリケーン「マイケル」上陸から一夜明けた米フロリダ州などでは2人の死亡が確認された。このほか、住宅倒壊や洪水被害なども発生し、各地に大きな爪跡を残した。同州メキシコビーチで撮影(2018年 ロイター/CARLO ALLEGRI)
[パナマシティー(米フロリダ州) 11日 ロイター] - ハリケーン「マイケル」上陸から一夜明けた米フロリダ州などでは、11日までに2人の死亡が確認された。このほか、住宅倒壊や洪水被害なども発生し、各地に大きな爪跡を残した。
マイケルはすでに温帯低気圧に弱まったが、米本土に上陸したハリケーンとしては統計上過去3番目に強い勢力となった。
当局者や地元メディアによると、男性1人がフロリダ州の自宅に木が倒れた際に、また少女1人がジョージア州の住宅に破片が落下し、それぞれ死亡した。
11日朝の時点で、フロリダ、アラバマ、ジョージア各州の住宅や事業所83万軒以上で停電が発生。米国赤十字社の関係者によれば、フロリダ州を中心に6000人が避難所に身を寄せたとみられ、避難者数は週末までに5つの州で2万人に増える見通しだ。
今回のハリケーンは、米メキシコ湾岸のエネルギー事業を停止に追い込んだ。各社は沖合プラットフォームから作業員を退避させ、原油生産が4割強、天然ガス生産は3割前後減った。
産油業者は11日、施設の確認作業を進め、退避していた作業員を90強の沖合施設に戻す輸送を始めた。