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NAFTA新協定、米車関税でカナダ・メキシコに寛容に

2018年10月01日(月)15時23分

 10月1日、米国、メキシコ、カナダ3カ国で合意した新たな貿易協定は、トランプ米大統領が輸入車へ25%の関税を課すことを引き続き可能にしている一方で、関税が発動された場合、カナダとメキシコから輸入した乗用車やピックアップトラック、自動車部品の多くは関税の適用外となる。写真はデトロイトで8月撮影(2018年 ロイター/Rebecca Cook)

[ワシントン 1日 ロイター] - 米国、メキシコ、カナダ3カ国で合意した新たな貿易協定は、トランプ米大統領が輸入車へ25%の関税を課すことを引き続き可能にしている一方で、関税が発動された場合、カナダとメキシコから輸入した乗用車やピックアップトラック、自動車部品の多くは関税の適用外となる。協定の補足文書で明らかになった。

トランプ大統領が安全保障上の理由で25%の自動車関税を発動した場合、カナダとメキシコにはそれぞれ、自動車関税がゼロになる対米輸出枠(年間260万台)が設定される。両国で生産されたピックアップトラックは全て適用外となる。

また、自動車部品については、米自動車関税が発動された場合、メキシコは年間1080億ドル、カナダは324億ドルの対米輸出枠がそれぞれ設定される。

これらの輸出枠はカナダとメキシコの現在の生産規模を大きく上回っており、両国には輸出を増やす余地がある。

ロイター
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