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英政府、EU離脱巡り遅くとも11月までの合意目指す=閣僚

2018年09月10日(月)15時28分

 9月8日、英国のリディントン内閣府担当相は、欧州連合(EU)離脱に関し、EU側と条件について合意した上での秩序だった離脱が引き続き可能性が最も高いシナリオだと政府は考えているが、期限は迫っており、遅くとも11月までに合意する必要があると述べた。写真はロンドンで9月撮影(2018年 ロイター/Hannah Mckay)

[チェルノッビオ(イタリア) 8日 ロイター] - 英国のリディントン内閣府担当相は8日、欧州連合(EU)離脱に関し、EU側と条件について合意した上での秩序だった離脱が引き続き可能性が最も高いシナリオだと政府は考えているが、期限は迫っており、遅くとも11月までに合意する必要があると述べた。

リディントン氏はイタリアで開かれている欧州の問題に関する「アンブロセッティ・フォーラム」の合間にロイターのインタビューに応じ、英政府は全てのEU加盟国が満足できる合意を望んでいるが、「合意なし」のシナリオに備えた緊急対応策もしっかりと用意されていると語った。

「われわれは引き続き、好ましい合意を得ることに尽力している。それが正しい結果だというだけでなく、最も可能性が高い結果だからだ」と述べた。

EUとの交渉については、英国とEU加盟国の議会が合意書の内容を精査して承認する時間を確保するために、11月までに結論をまとめることが重要だと指摘した。「期限ぎりぎりまで先延ばしできることではない」と強調した。

ロイター
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