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カナダとの外交問題、石油供給に影響せず=サウジ・エネルギー相
2018年08月10日(金)09時13分
8月9日、サウジアラビアの人権状況をカナダが批判したことで両国の対立が深まっている問題で、サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、カナダへの石油供給に影響が及ぶことはないと述べた。写真は会見する同エネルギー産業鉱物資源相。6月にダーランで撮影(2018年 ロイター/Hamad I Mohammed)
[リヤド 9日 ロイター] - サウジアラビアの人権状況をカナダが批判したことで両国の対立が深まっている問題で、サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は9日、カナダへの石油供給に影響が及ぶことはないと述べた。
ファリハ氏は、サウジには政治的な配慮を石油供給に影響させないという「長年の確固とした方針」があると述べ、「カナダとの現在の外交問題がサウジ・アラムコとカナダの顧客の関係に影響することはない」と強調した。
カナダのトルドー首相は8日、サウジに市民の自由を訴え続ける考えを示す一方で、サウジは人権問題で一定の進歩を遂げてきたとも述べ、歩み寄る姿勢を見せた。
サウジの駐カナダ大使はアル・アラビヤ・テレビのインタビューで9日、トルドー首相の発言は前向きだが、両国の溝を埋めるには一段の歩み寄りが必要だとの見方を示した。
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