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北朝鮮、核物質の生産継続 非核化交渉は進展=米国務長官

2018年07月26日(木)09時48分

 7月25日、ポンペオ米国務長官は上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮が現在も核分裂性物質の生産を継続しているとの認識を示した。ただ、北朝鮮の非核化に向けた交渉は進展していると強調した。公聴会で証言する同国務長官。ワシントンで撮影(2018年 ロイター/Aaron Bernstein)

[ワシントン 25日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は25日に開かれた上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮が現在も核分裂性物質の生産を継続しているとの認識を示した。ただ、北朝鮮の非核化に向けた交渉は進展していると強調した。

ポンペオ氏は、北朝鮮が核爆弾の燃料を引き続き生産しているかどうか問われ、「そのとおりだ。核分裂性物質の生産を継続している」と答えた。

一方、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイルを引き続き推進しているかどうかとの問いには回答を避けた。北朝鮮の核開発は概して進展しているのかという質問には、公の場で答えることは「難しい敵対国との複雑な交渉」の役に立たないと語った。

北朝鮮が非核化を約束した6月の米朝首脳会談後の交渉については、与野党の議員から進展を疑問視する声が出たが、ポンペオ氏は進展していると強調。米国は北朝鮮に核兵器放棄を促すために「辛抱強い外交」を続けているとした。ただ、非核化プロセスが「際限なく長期化」することは認めないとの立場も示した。

今月5─7日の北朝鮮訪問の際にも、この点を強調したと述べた。

ポンペオ長官は、北朝鮮との交渉は「ひどく道のりが長い」と語ったが、完全で検証可能、不可逆的な非核化を、2021年1月までのトランプ大統領の任期中に果たすことを目指していると表明、「可能ならばさらに早期」の達成が望ましいとの姿勢を示した。

トランプ大統領は前週、北朝鮮との非核化交渉は急ぐ必要はなく、期限もないとの認識を示していた。

ロイター
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