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原油先物が2年ぶりの大幅安、リビア港湾再開など材料

2018年07月12日(木)07時23分

 7月11日、11日の原油先物相場は急落。リビアの港湾再開などが材料となった。リビアで10日撮影(2018年 ロイター/Esam Omran Al-Fetori)

[11日 ロイター] - 11日の原油先物相場は急落。米中貿易摩擦の高まりによる需要への悪影響や、リビアの港湾再開などが材料となり、1日としては2年ぶりの下げとなった。

北海ブレント原油先物は6.9%(5.46ドル)安の73.40ドルで取引を終了。2016年2月以来の大幅な下げとなった。米国原油の指標であるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)原油先物は5%(3.73ドル)安の70.38ドルとなった。

リビア国営石油(NOC)は不可抗力条項(フォース・マジュール)に伴い閉鎖していた石油輸出港4施設を再開し、数時間内に生産・輸出量を通常水準に戻すと発表した。NOCは9日、港湾閉鎖により石油生産量が日量52万7000バレルと、2月時点の同128万バレルから半分未満に縮小していたことを明らかにしていた。

米エネルギー情報局(EIA)の在庫週報は、原油在庫が1260万バレル減と約2年ぶりの大幅な落ち込みを記録したものの、相場への影響は限定的となった。

*内容を追加して再送します。

ロイター
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