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大雨被害で政府調査団派遣、被災者支援チームも設置=官房長官
7月9日、菅義偉官房長官は午前の会見で、豪雨による被害の全体状況を把握するため、小此木八郎・防災担当相を団長とした調査団を広島県と岡山県に派遣し、被災地のニーズを直接把握すると述べた。写真は倉敷で8日撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)
[東京 9日 ロイター] - 菅義偉官房長官は9日午前の会見で、豪雨による被害の全体状況を把握するため、小此木八郎・防災担当相を団長とした調査団を広島県と岡山県に派遣し、被災地のニーズを直接把握すると述べた。杉田和博官房副長官を長とする被災者支援チームを設置し、仮設住宅確保など積極的に進める。
今朝の第2回「豪雨非常災害対策本部会議」を開催し、首相からは全力で人命救助にあたり、被災者の生活支援に積極的に取り組むよう指示があったと述べた。本日から避難所に食料支援を開始し、自衛隊が供給支援を広範囲で実施しているとした。
また首相の現地派遣については現時点で決まっておらず、調査団の結果報告も踏まえて、適切に対応したいとした。
政府がこれまでに把握している被災者状況として、死者87人、心肺停止13人、行方不明者15人、安否不明の通報が154件などと明らかにした。これに対して、人命救助を第一に、警察・消防、海上保安庁が合計7万3000人、ヘリ7機で対応しているとした。
(中川泉 )