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中国、グローバル・ガバナンス改革を主導すべき=習近平国家主席
2018年06月25日(月)12時54分
6月23日、中国の習近平国家主席(写真)は、グローバル・ガバナンスの改革を主導すべきだとの考えを示した。写真は北京で5月撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)
[北京 23日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は、グローバル・ガバナンスの改革を主導すべきだとの考えを示した。外務省が習氏の発言として23日に公表した。
中国は経済発展や外交面での影響力拡大を背景に、世界銀行や国際通貨基金(IMF)、国連など、国際機関での発言権を拡大してきた。
習氏は2012年後半の就任以来、アジアインフラ投資銀行など同国が主導する国際機関を設立したり、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に着手するなどしている。
習氏は2日間の日程で開かれた共産党高官の会議後に公表された声明で、国家の主権、安全保障、開発利益の保護を支持し、世界的なガバナンス・システムの改革に積極的に参加して道筋を示す必要があり、世界的な協力関係を向上させる、と説明した。
習氏は、「一帯一路」の重要性にも言及。また、同盟国である発展途上国との関係を強化する必要があると指摘。他国からも学ぶ必要があるとの考えを示した。
米中間の貿易摩擦、北朝鮮や台湾などの問題には言及しなかった。
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