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ロシアへの電子機器持ち込み自粛を、W杯控え米当局者が警告

2018年06月13日(水)18時16分

 6月12日、サッカーW杯観戦などのためにロシアを訪れる米国民は、犯罪者やロシア政府からハッカー攻撃を受ける恐れがあるため電子機器を持参すべきでない、米当局者が警告。写真は11日、露サンクトペテルブルクで撮影(2018年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[ワシントン 12日 ロイター] - サッカー・ワールドカップ(W杯)観戦などのためにロシアを訪れる米国民は、犯罪者やロシア政府からハッカー攻撃を受ける恐れがあるため電子機器を持参すべきでない──。

米連邦捜査局(FBI)対諜報分野捜査官で米国家防諜安全保障センター(NCSC)ディレクターのウィリアム・エバニナ氏が12日、ロイターへの書面で注意を呼びかけた。

エバニナ氏は「携帯電話、ラップトップ、PDAその他の電子機器を持って行くつもりなら止めよう。それらの機器内のデータはすべて(特に個人認証を可能にする情報は)ロシア政府あるいはサイバー犯罪者にアクセスされる可能性がある」としている。

特に危ないのは企業幹部や政府高官だが「自分など取るに足らないから標的にならないという思い込みは禁物」。どうしても電子機器を持って行く必要がある場合には、普段使っているのとは別の機器にし、使っていない間は電池を抜くよう助言している。

別の米高官によると、英国の安全保障当局も英国民とイングランドのサッカーチームに同様の警告を発した。

*見出しを修正しました。

ロイター
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