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モラー米特別検察官、ロシア捜査の範囲示すメモを裁判所に提出
5月17日、ロシアによる2016年の米大統領選への介入疑惑を捜査するモラー特別検察官(写真)の事務所は、捜査の範囲を説明した極秘メモを連邦裁判所に提出した。写真はワシントンで昨年6月撮影(2018年 ロイター/Aaron P. Bernstein)
[ワシントン 17日 ロイター] - ロシアによる2016年の米大統領選への介入疑惑を捜査するモラー特別検察官の事務所は17日、捜査の範囲を説明した極秘メモを連邦裁判所に提出した。
メモの提出は、2週間前にバージニア州の裁判所判事が、モラー氏は「自由な権限」を持つべきではないとして同氏の捜査範囲に疑問を投げ掛けたことへの対応。
T・S・エリス判事は、2017年8月にローゼンスタイン司法副長官がモラー氏の捜査権限を明記したメモの無修正コピーを要求した。
同判事はメモを精査した上で、トランプ陣営のポール・マナフォート元選挙対策本部長の起訴を取り下げるかどうかを決定する。
マナフォート被告は、ローゼンスタイン副長官がモラー氏に与えた権限は過剰で、モラー氏の捜査はその権限を超えていると主張している。
モラー氏は、バージニア州とワシントンの連邦裁判所で、マナフォート被告を起訴した。罪状はマネーロンダリング(資金洗浄)などで同被告は無罪を主張している。
ワシントンの裁判所判事は今週、マナフォート被告の起訴取り下げ要求を退けた。