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23日予定の予算委集中審議見送り、野党欠席で断念
4月20日、与党は23日に予定していた衆参両院の予算委員会集中審議を見送る方針を決めた。加計学園問題を巡り、当時首相秘書官だった柳瀬唯夫経済産業審議官の参考人招致も検討されていたが、野党側が国会審議拒否を続けているため、断念した。写真は2014年2月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 20日 ロイター] - 与党は23日に予定していた衆参両院の予算委員会集中審議を見送る方針を決めた。加計学園問題を巡り、当時首相秘書官だった柳瀬唯夫経済産業審議官の参考人招致も検討されていたが、野党側が国会審議拒否を続けているため、断念した。
森山裕・自民党国対委員長は23日、立憲民主党の辻元清美国対委員長と会談し、野党側の出席は無理と判断。「野党の出席がかなわないことが確定的になってきた。この現状のなか開くのは、国会運営上プラスにはならないと判断したので、あきらめざるを得ない」と説明した。
一時は、外交集中審議に衣替えし、安倍晋三首相から日米首脳会談の報告を聞く案も検討されたが、野党欠席で開催した場合、「強引にやっているというイメージはあまりよくないので、総合的に判断した」と述べた。
野党6党は19日、セクハラ報道問題で辞任する福田淳一財務次官の任命責任者として麻生財務相の辞任など4項目を要求、政府・与党が応じない限り国会の日程協議に応じない方針を確認した。
(竹本能文)