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原油先物は14年終盤以来の高値近辺、米原油在庫減少やサウジへの期待で
4月19日、アジア時間の原油先物は、前日に付けた2014年終盤以来の高値近辺で推移している。米原油在庫の減少に加え、世界最大の石油輸出国サウジアラビアが相場支援に向け供給制限を継続するとみられることが背景。写真はテキサスの原油貯蔵タンク。2016年6月に撮影(2018年 ロイター/Richard Carson)
[シンガポール 19日 ロイター] - 19日アジア時間の原油先物は、前日に付けた2014年終盤以来の高値近辺で推移している。米原油在庫の減少に加え、世界最大の石油輸出国サウジアラビアが相場支援に向け供給制限を継続するとみられることが背景。
0028GMT(日本時間午前9時28分)時点で、北海ブレント先物
米WTI原油先物
北海ブレント先物は18日の取引で、14年11月以来の高値(73.93ドル)に上昇、WTI原油先物は14年12月以来の高値(68.91ドル)を付けた。
関係筋によると、サウジアラビアは、原油価格を1バレル=80─100ドルに押し上げたい意向を示した。
アクシトレーダーのチーフ市場ストラテジスト、グレッグ・マッケナ氏は「サウジや他の石油輸出国機構(OPEC)加盟国は財政のために原油高が必要だ。サウジは費用のかかる大胆な改革を進めている。チャンスがある間に(供給制限を)続ける可能性がある」と指摘した。
また、米エネルギー情報局(EIA)が18日公表した週間統計(13日まで)によると、堅調な需要を背景に石油在庫が減少した。