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NAFTA再交渉の閣僚協議、19日開催の可能性=メキシコ経済相
4月16日、メキシコのグアハルト経済相は、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表、カナダのフリーランド外相との間で、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関する閣僚協議を19日にワシントンで開く可能性があると明らかにした。メキシコシティで鉄鋼業会との会合に出席する同経済相(2018年 ロイター)
[メキシコ市 16日 ロイター] - メキシコのグアハルト経済相は16日、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表、カナダのフリーランド外相との間で、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関する閣僚協議を19日にワシントンで開く可能性があると明らかにした。
グアハルド経済相は、19日のワシントンでの協議の可能性についてフリーランド外相に16日に連絡し、17日にはライトハイザー代表と話す予定だと述べた。
グアハルド氏は、10分野の再交渉が終了または実質的に解決したとした。
ただ、19日にワシントンで閣僚協議が開かれても大きな発表にはならないとの見方も示した。「19日は未解決問題のリストへの取り組みを開始することになる」と説明した。
グアハルド氏はまた、米国の鉄鋼とアルミニウムに対する輸入制限でメキシコが除外されていることについて、メキシコが引き続き除外される場合、メキシコ政府は自由貿易協定を結んでいない国に対し、米国同様の関税を課すことを検討すると述べた。
そうしなければ、メキシコが米国が抑えたいアジアからの輸入の「裏口」となりかねないとの考えを示した。
グアハルド氏によると、メキシコは現在、自由貿易協定を結んでいない国からの一部鉄鋼輸入に15%の関税を課しており、米国の対応に基づき、メキシコ政府は関税を引き上げる必要があるかどうかを検討する必要があるという。