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日米首脳会談、米のFTA要求が一番の関心事=麻生財務相

2018年04月17日(火)16時31分

 4月17日、麻生太郎財務相兼副総理は閣議後会見で、日米首脳会談について、日本としては「環太平洋連携協定(TPP)12に米国に戻ってきて欲しいと希望」するが、米国側は「FTA、二国間貿易に日本を入れたい感じがしなくもない。一番の関心事だ」と述べた。写真は3月に財務省で会見する同財務相兼副総理。(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 17日 ロイター] - 麻生太郎財務相兼副総理は17日の閣議後会見で、日米首脳会談について、日本としては「環太平洋連携協定(TPP)12に米国に戻ってきて欲しいと希望」するが、米国側は「FTA、二国間貿易に日本を入れたい感じがしなくもない。一番の関心事だ」と述べた。

対北朝鮮では「ICBM(大陸間弾道ミサイル)より短距離のミサイルが核を搭載すれば日本に届いてしまう」として短中距離ミサイルの問題や、米国が米朝首脳会談で拉致問題に言及してくれるかが焦点との認識を示した。

<セクハラ音声データ、「聞いていて福田次官かなという感じした」>

福田淳一財務次官のセクハラ報道をめぐっては「確認していない」と述べた。「報道が仮に事実なら問題」、「調査結果を踏まえて対応しないといけない」とコメントしたうえで、弁護士など第三者機関による調査について「長々とやるものでない」と述べ早急に結果を求める方針を強調した。

麻生財務相はまた、週刊新潮が公開した音声データの声について、「自分は聞いていて福田次官かなという感じがした」と述べたが、福田次官は「一般に自分の声はよくわからない」と述べたことを明らかにした。否定はしていないのか、との質問に対して、麻生氏は「そうでしょうね」と答えた。

*内容を追加しました。

(竹本能文)

ロイター
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