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シンガポール首相、数カ月以内の内閣改造を発表 後任サポートへ
2月27日、シンガポールのリー・シェンロン首相(写真)は、次の世代の指導者らにより大きな責任を与えるため、今後数カ月の間に内閣改造を行う方針を示した。写真はフィリピンの首都マニラで昨年11月撮影(2018年 ロイター/Athit Perawongmetha)
[シンガポール 27日 ロイター] - シンガポールのリー・シェンロン首相は27日、次の世代の指導者らにより大きな責任を与えるため、今後数カ月の間に内閣改造を行う方針を示した。
首相は昨年10月、数年以内に退任する用意があると表明。現在の議会の任期が終了する2021年早期より前に選挙が行われる可能性があるとし、後任については閣僚を務める人物である可能性があるとしていた。
首相はフェイスブックへの投稿で「より若いメンバーにより大きな責任を与えるため、議会閉会(休会)の後に内閣改造を行う。わたしの後任はより力強く経験豊富なチームに支えられるだろう」とした。
首相は、議会が中期の休会を経て5月に再開するとした。
シンガポールのメディア・政治アナリストは、ヘン・スイキャット財務相、オン・イエクン教育相、チャン・チュンシン首相府相が次期首相候補となるとの見方を示している。
シャンムガラトナム副首相も後継者候補と目されているものの、自身は首相職を望んでいないと繰り返し述べてきた。
ゴー・チョクトン前首相はフェイスブックで昨年12月、同国の指導者らがリー首相の後任候補を6─9カ月以内に選定することを望むと表明。地元メディアによると、リー首相は選定にはもう少し時間がかかる可能性が高いとの考えを示した。
*内容を追加しました。